香草雑記の最近のブログ記事

ハーブの本

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IMG_0836.JPG

先月、洋古書店でこんな本を見つけました。

文庫本よりも若干大きく、天地と小口に金箔が施されています。

古書というほど古いモノではなく、2013年にフランスで出た本です。

70の薬草についてのテキストと図版が見開きになっています。

手製本を始める前、ハーブに興味を持って、あれこれ資料を集めました。

25年ぐらい前のことですが、日本で出版された本はそれほど多くもなく、見つけ次第買い集めていました。ただ、それらがどれも似たり寄ったりであることに気づき、大部分は手放してしまいました。その反動で外国の本、しかも「いま」のものではなく、ちょっと昔の本を集めるようになりました。

ハーブを軸としつつも、植物のフォークロアや花言葉の本などを集め、スクラップブック風のノートを作っていました。

最近はほとんど手つかずで、まったく進んでいないのですが、この本を眺めながらなにかカタチにしたいなぁと、考えているところです。

香草単

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20年ぐらい前、ハーブに興味を持っていろいろと資料を集めていました。

最初は日本で発行されたものを。まだハーブの本自体がそれほど多くもなく、書店で見かけたらとりあえず購入するということをしていました。でも、大体は似たり寄ったりで、今残っているのは数冊しかありません。

英語やフランス語から翻訳したものもあったのですが、翻訳によって名前が違っていることに気づき、簡単な便覧を作ることを思いつきました。日本語に翻訳された名前と、併記してある学名との対照表を作って並べ替えたものです。翻訳書でなくても、学名が記載されている本はそれぞれリストを作ってみました。

その後、翻訳された本の原書を入手し、両方を見比べながら、それぞれがどう対応するのかをまとめました。この作業の時に学名を軸にしてそれぞれの言語を入力していくのです。

このとき、学名に慣れるために、『植物学名辞典』(昭和10年)と『有用植物の学名解』(昭和34年)の2冊を使って語源的なことを覚えました。

ハーブの本に出てくる植物の学名をノートに書き出し、そこに学名の語源を書き込む作業をしばらく続けていました。英語をやっていたときに語源に興味を持っていたし、もともとが語学専攻(ただし印欧系ではない)なのでこうしたことはあまり苦になりませんでした。この作業は、後にイギリスやドイツ、フランスの資料にあたる際に非常に役立ちました。植物学や生薬学、あるいは園芸学の専門家でなくても、ある程度知っていて損はないと思います。

ただ、この作業をやったのが20年も前のことなので、いま全部覚えているかというと相当あやしいです。ずっとハーブのことに関わってきたわけでもないし、ほかのことで手一杯になってしまい、本を読む時間もないというのもありますし。

当時蒐集していたハーブの本は大部分を手放してしまったので、今はそれほどたくさんあるわけではありません。

ただ、当時刊行されていた雑誌「HERB」が全巻揃っているのと、日本人が書いたものが数冊、外国語からの翻訳が数冊、あとは古い洋書がわりとたくさん。洋古書は50年以上前のモノばかりで、今の書物のように写真が満載の実用書とはちょっと趣が違います。文字ばっかりで、読むハーバルといったところ。

手元に『生薬単』という本があります。語源から覚える植物学・生薬学名単語集という副題がついていて、とても魅力的な内容です。これを見たとき、ハーブに特化したものを作りたいと考えました。仮に名付けたのが『香草単』です。

その後2009年に『ハーブ学名語源事典』という本が出て、すぐ購入したのですが、なかなか作業は進まず・・・書棚に収まったまま年月が過ぎてしまいました。

どうせ作るなら、学名だけでなく、英語や他の資料にある一般名、俗名をたくさん集めたものにしたいと欲が出て、資料を集めているうちに収拾がつかなくなってしまったような感じです。

つい先日出たばかりの本、『ヴィジュアル版植物ラテン語事典』をいま眺めています。ヴィジュアル版というだけあってカラーの図版を眺めているだけでも愉しめる本です。

さて、これらに負けない充実した『香草単』を、と思うのですが、いったいどうなることやら。

手製本を始めた動機の一つが、自分の本を作りたいからでした。「香草民俗誌」というテーマで、小さなテーマごとに一冊ずつ。その一つが学名・一般名対照辞典、これだけでも相当な時間がかかりそうな気がします。

どこかの出版社が出してくれるようなものでもないし、だったら自分で作れば良いんだ、と。自家製本もそれなりに意味があるのです。

瓶の中の

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小さな本工房には普通の人が持っているようなものはないのに、逆に普通はこんなものないよねってものがあったりします。

手製本を手がける前は、ハーブに興味があって、将来はハーブ園と資料館を作ろうなどと半ば本気で考えていました。そのための場所もあるし(家は福島だし、しかも農家)、農作業も経験しているし、無理をしてハーブ関係の洋古書を集めたりしたので、非現実的な話ではないのですが、いまはちょっと。

小さな本工房にある洋古書は植物図鑑や、ハーブ関係の本、園芸書、植物民俗誌、花言葉の本など。見方によってはかなりマニアックです。そもそも普通に生活するのに100年以上前の洋書が必要なわけがない。

書物は手製本と結びつくので、本工房としては当たり前のものなのですが、生活必需品ならぬ生活不必需品が結構たくさんあって、文字通り始末に困るしまつ。

いろんな木の標本積み木とか24種類の木でできた鉛筆なんてのはかわいい方。引っ越しの時に処分したと思っていたものが出てきてちょっとびっくりです。

bottle.jpg瓶の中に入っているドライフラワー(?)です。左がエリカ、右はタンポポの綿毛です。

いつ作ったものか正確には覚えていないのですが、たぶん20年ぐらい前だろうなと。

当時、ネイチャークラフトの本を眺めていて、そこに紹介されていた瓶詰めが素敵だったので思わず真似をして作ってみたもの。

タンポポの綿毛はタイミングが悪かったのか、選んだものが悪かったのか分かりませんが、思ったようには開きませんでした。でも、これもまた幻想的で良いかも。瓶の底には乾燥剤が入っています。エリカのほうは下にシリカゲルを入れて、そのまま挿しただけのもの。花がこぼれ落ちるかと思いきや、案外くっついています。

セージとかタイムの小枝をカードに縫い付けて標本っぽく作ってみたり。カードにはことわざとか言い伝えや迷信みたいな記事をちょこっと印刷したりして。

ラベンダーの茎で小さなカゴを編んだり、マージョラムとかスイートウッドラフを入れた枕を作ったり、染め物のまねごとをしたり、あれこれやった記憶が・・・

手製本の前からモノづくりには興味があったんだと、ふと思い出しました。

これが、どこかでつながって、新しいもの作りが始まります。

古書+香草

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先日の鬼子母神手創り市、当日の朝にカタチになったものがあります。

だいぶ前から思い描いていたもの、そしてちょっと前に簡単な試作品を作り、それを応用したものです。

lavender1.jpg洋古書の画像データを台紙に貼り、そこにドライのラベンダーを糸でとめてみました。

デジタル化された洋古書の画像データをつかって、小さな本に仕立てる「アナログ化」をしているのですが、本の形に戻すだけでなく、データそのものを別の形にできないか、そんな思いつきから。

本物の本が手元にあるのですが、さすがにそれを切ってしまうわけにもいきません。

コピー、スキャンするにしても、むりやり押さえつけたら本が傷んでしまう恐れがあるので、だったらデジタル化されたものをお借りして......

台紙に貼るのは手製本で表紙を作るときと同じ手順、難しいことはありません。

その上に昨年収穫したラベンダーを糸でとめます。1年も経っているので花の色はグレーっぽくなってしまいましたが、古書とのバランスの点ではかえっていい感じです。刺繍糸でとめる作業をしているときに花がちょっとこぼれてしまい、そのたびに香りがたっていい感じです。

押し花として作ったものではないので、立体的で、これもまたいい雰囲気。立体的なフレームに納めたら素敵な作品になりそうです。

手元にある本、Richard Jefferies というイギリスの文筆家の作品。

タイトルは "Amaryllis at the Fair" 1887年の本です。

20年ぐらい前、岩波文庫の『野外にて』という本に出会い、それがきっかけでJefferies の自然随想に関する書物を集めました。

自然を言葉でスケッチしたような文章がたくさんあり、いつか言葉によるスケッチブック風の本を作ってみたいなと考えていました。

この本はエッセイではなく小説ですが、このページには8回も "lavender" が出てきます。なので昔読んだ時に付箋をつけてあったのです。

lavender2.jpgこの写真は、手元にある原書、そして試験管に入ったドライのラベンダーです(本当は試験管ではなく紅茶が入っていた瓶です)。

古書と香草の組み合わせっていいなぁ、と、ずっと前から思っていました。そして、それがいい感じで結びつけられないかと考えていたのですが、ふとしたことで形になったわけです。

大学では語学を専攻していました。卒業後ハーブに夢中になり、その後手製本を始めて。それぞれ全く関係がなかったものが、あるときひょんなことから結びついてなにか新しい作品が生まれる、こういうのって楽しいですね。

ちなみに大学で専攻していた外国語とハーブとはほとんど関係がありませんし、いまは全く使うこともありません。卒業してからハーブのために(資料を読むために)他の外国語の勉強をしています。

古い植物図鑑(19世紀のものです)や植物民俗誌に関する洋古書、これもちょっとしたコレクションですが、実際に読む時間も、それ以上に読む能力も足りなくて、いまは書棚のインテリア。古書が似合う古風な書棚が欲しいけれど、事務用のガラス戸つきのスチール棚に収まっています。

19世紀の終わりごろに出版されたイギリスやドイツの植物民俗誌に関する書物です。

文学作品の中に出てくる植物(とくに香草類)をあつめて、スクラップブックあるいはスケッチブックを作ってみたいと、ずっと前から考えていました。もちろん、そのためには作品を読んで、探し出すことから始めなければならないのですが、能力的に無理があるので、最初に書いたJefferiesのネイチャーエッセイの中から拾い出してみようかと。

それで、最初の写真の作品が出来上がりました。

このページのテキストを Project Gutenberg のサイトから借りてきました。

Another time there would come a letter from one of the Flammas in London. Could they spare a little bag of lavender?--they grew such lovely sweet lavender at Coombe Oaks. Then you might see Mr. and Mrs. Iden cooing and billing, soft as turtle-doves, and fraternising in the garden over the lavender hedge. Here was another side, you see, to the story.

Mrs. Iden was very fond of lavender, the scent, and the plant in every form. She kept little bags of it in all her drawers, and everything at Coombe Oaks upstairs in the bedrooms had a faint, delicious lavender perfume. There is nothing else that smells so sweet and clean and dry. You cannot imagine a damp sheet smelling of lavender.

Iden himself liked lavender, and used to rub it between his finger and thumb in the garden, as he did, too, with the black-currant leaves and walnut-leaves, if he fancied anything he had touched might have left an unpleasant odour adhering to his skin. He said it cleaned his hands as much as washing them.

Iden liked Mrs. Iden to like lavender because his mother had been so fond of it, and all the sixteen carved oak-presses which had been so familiar to him in boyhood were full of a thick atmosphere of the plant.

Long since, while yet the honeymoon bouquet remained in the wine of life, Iden had set a hedge of lavender to please his wife. It was so carefully chosen, and set, and watched, that it grew to be the finest lavender in all the country. People used to come for it from round about, quite certain of a favourable reception, for there was nothing so sure to bring peace at Coombe Oaks as a mention of lavender.


デジタルデータがあると、テキストの中から特定の語を探すのがラクですねぇ......昔は書物を読みながら用例を拾い集めてカードを作るという作業をしていたのが、いまではこんなことはあっという間。確かに便利な世の中です。

いや、便利であっても、探す愉しみというのは取っておきたい気もします。そんなわけで、少しずつですが「古書+香草」でなにかを作っていく予定でいます。

香草豆本

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手元にはないので詳しいことはわからないが、『珈琲豆本』という豆本を何冊か見たことがある。

私は珈琲を飲まないので、特に欲しいとは思わなかったのだが、もしこれが『紅茶豆本』だったら即購入していたかも知れない。

この珈琲豆本、何冊かシリーズになっていて、コーヒー好きで豆本好きならきっと買うんだろうな、なんて思った。あるいはゆったりと過ごせる喫茶店なんかにおいてあったら良いかも。そういえば1時間、2時間ひとりで過ごせるような喫茶店って、最近入っていないかも。むかし、紅茶専門の喫茶店があって、古書店巡りで良い本を見つけたときなど、そこで1時間ぐらい紅茶を飲みながら本を読んでいた。

「珈琲豆本」ではなく、「香草豆本」というシリーズを考えてみた。

簡単にいえばハーブの本なのだが、豆本なので普通の本のようにたくさんの写真やレシピがあるわけではなく、ちょっとしたエピソードとか名前のあれこれ、フォークロアに関する諺、言い伝え、文学作品にでてくる一コマなどを集めたもの。

手製本を始めるよりも前からハーブには興味があったし、実際に育てたり、そのハーブでクラフト作品を作ったりもした。最近はアロマ関係が人気のようだが、そういったことよりも文化誌的な側面に魅力を感じる。なので、半世紀以上前の書物や100年以上前の植物民俗誌の古書を何冊か買い集めてきた。

どの本に書いてあったか忘れてしまったが、「ハーブが見直される」ことになった背景には、昔は日常的に使われていて、その薬効とか用途を知っている人がいたということ、そしてそれが忘れられてしまったということがある、と。だから新しく発見されたのではなく、むかしの知識、知恵のようなものを見直そうという動きがあったということなのだろう。

ハーブの本、特にフォークロアに関する本にはいろいろと興味深いことが書いてある。名前の由来だとか、占いに使っただの、ちょっとした迷信や俗信、象徴的なこと、等々。

それから文学作品の中に出てくるハーブを抜き出したものもあったらいいし。シェイクスピア作品のハーブなどはすでに何冊かの本で紹介されているが、19世紀のイギリスの田園風景を言葉でスケッチしたジェフリーズのエッセイなどから集めるのもおもしろい。

むかし、こういったものを書き写してちょっとしたスクラップブックのようなものを作ったことがある。これをもとに、「はん・ぶんこ」の小さな本を作ってみようかと思案中。秋の豆本フェスタ3でお披露目できれば良いな、と考えている。

香草雑記

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小さな本工房は手製本をてがける工房なのですが、手作りの本を作りはじめたのは8年ぐらい前です。

最初に作ったオリジナル豆本は植物に関する夢占いの本でした。19世紀末のイギリスの植物民俗誌の本から、「○○の夢はすなわち・・・」の部分だけを抜き出して、植物名とその解釈をまとめたものです。A7判で16ページ、同じ内容でA8判32ページの二種類を作りました。

このときは Adobe の PageMaker というソフトで作業しました。いまは Adobe の InDesign というソフトを使っていますが、このときに作ったテンプレートが今の本作りの基礎になっています。

最初の本が植物関係だったのは偶然ではありません。本工房の活動よりもずっと以前からハーブには興味があって、あれこれ資料を集めたり、ハーブショップやガーデンに行ったり、また自分で栽培したりしていました。

1990年代のことで、アロマ関係もまだあまり知られていない頃でした。ちょうどその頃「HERB」という雑誌が出ていて、同時代的に毎号購読していました。今は休刊となっていますが、全号揃っており、ちょっとしたお宝です。

そんなわけで、本工房の書棚の本の半分ぐらいはハーブを中心とした植物、園芸、民俗関係の本が占めています。新しい本はあまりなく、大部分は古書です。特に英語やドイツ語の本は19世紀後半から20世紀前半ごろのものが中心です。

ハーブのフォークロア研究は、もともとライフワークとしてやっていきたいと考えていたものでした。英語やドイツ語などの外国語を勉強しているのもそのためですし(韓国語はまた別です)、関連がありそうな資料は多少無理をして蒐集してきました。

先日、偶然アーカイブスのサイトで2004年頃に作りかけたHPを見つけました。

当時のサイトのドメインはもう解約していて、また、手元にバックアップデータも無いので、こんな形で自分の文章に出会うとは予想もしていませんでした。

ハーブのフォークロアに関する記事をまとめようとして、10点ばかりアップしたものです。

せっかくなので、このサイトに転載することにしました。

7年も前のものなので、その後の勉強や資料が増えた分だけ補充したいところですが、さしあたりそのままの形でのせてみました。

右のカラムに「ウェブページ」とありますが、そのなかの「香草民俗誌」が7年前の記事です。今読み返して見るといろいろと未熟なところもありますが、時間をかけて整理していきたいと考えています。

香草苑計画

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手のひらに乗るくらいの小さな癒しの世界を作れたらいいなと思う。
カモマイルやラベンダー、ミントの香りが漂うような。

エッセンシャルオイルで香り付けという方法もあるが、そんな洒落たものではなく、ドライハーブを見返しにつけただけでも。

あるいは、ドライハーブを中に忍ばせたキルティング布を表紙にするとか。

中身はなにが良いだろうか?

たくさんはないが、自分で育てたハーブを写した写真とか。

ずっと昔撮った写真だが、気に入っているので久々に。

カモマイルの花言葉は「逆境におけるエネルギー」

『香草民俗誌』のために資料を集めたり、(その中には19世紀のイギリスやドイツの本もある)その資料を読むためにあれこれ外国語に手を出したり、本にまとめるためにレイアウトソフトの使い方を覚えたり小さな本工房を立ち上げたり(まだまだ名前だけだが・・・)みんなバラバラだったものが、だんだん一つの形になっていくような。

小さな香草苑、いつお披露目できるか分かりませんが、いつかきっと。

それから、4月17日の「手創り市」に出展できることになりました。

それまでになにか少しでもできたらいいなと思っています。

学名語源事典

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先週一週間はちょっと帰りが遅くなって、書店巡りができなかった。久々に丸善に寄ったら、『ハーブ学名語源事典』という本を発見。

もう15年前だが、学名を覚えようとノートを作ったことがある。たまたま古書店で見つけた『植物學名辭典』という本からハーブの本に載っている学名を一つ一つ書き写していった。

本についているメモを見ると、1994年3月4日に購入したもの。その後、英語やドイツ語で書かれた植物名辞典もみつけたので、きちんと整理してみようと思ったのだが、なぜかそのままに。

ハーブの学名、英独仏語名等の資料を作ろうとずっと考えてきたが、途中までカードを作っただけで、それっきりになってしまった。

ハーブの学名辞典があったらいいなと考えていたし、なければ自分で作ってしまおうとまで考えたことがあったくらい(能力の有無は問わないことにして......)。

内容を見てみると、自分が考えていたのと同じ部分と違う部分とが半々くらい。これまで類書がなかった事を考えると、やっぱり手元に置いておくべき本。そういえば、『生薬単』というこれまた魅力的な本も手元にある。この「ハーブ版」があったらいいなとも考えている。名付けるとすれば「香草単」とでも?

ここ数年間、ハーブや植物民俗の本はほとんど手にしていない。久しぶりに学名ノートをまとめてみようかと思う。

ハーブと外国語とPCと

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時々思うのだが、外国語やPCに関しては知識よりもスキルが断然役立つし、たいていの場合、スキルがなければ「使える」とは言えない。

例えば外国語、いくら文法を覚えたところで、使い物にならなければ、たいていの場合評価されない。使い物になるならないの基準はそれぞれ違うと思うが......

例えばPC、特別な場合を除けば、ソフトウェアが使いこなせればそれなりの技能をもっていると評価されるが、別にその理屈を知っていなければならないわけでもない。

以前何かの本で読んだのが、PC等のマニュアルと使い方の解説書の違いについて。マニュアルは全体をくまなく記述するもの。なので、必要なときに参照することができればいい。

解説書は、「どう使うか」を説明するものなので、こうしたいときはこうするといった具体的な手順やら工程がメインになっている。

言われてみれば、外国語も同じこと。文法書はその言語に関する事柄を詳細に記述したものだが、これを最初から覚えるわけではない。むしろ段階的に覚えられるようにアレンジされた教材で学ぶもの。

マニュアルと解説書の関係はちょうど文法書と教科書の関係と重なる。
そう考えると、ハーブの場合もなにか料理に使うとか、手作り化粧品を作るとか、染色するとか、あるいは体調が悪いときにふさわしいハーブティーをいれるとか、こうしたことはみんな「実用的」なことなので、解説書、あるいは教科書的かと思う。一方、植物学的なこととか、民俗誌的なこととか、文学的なことはマニュアル、文法書に近いのではないか。

困ったことに(実際は全然困ることでもないが)、自分の興味の対象は「教科書的」よりも「文法書的」に偏っている。

別にこだわっているわけでもないが、こういった側面からのアプローチも必要なのではないかと思うことが時々ある。

ハーブも外国語もPCも使うものであることには変わりないと思う。ただそれだけでは物足りないだけなのだ。

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