香草豆本

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手元にはないので詳しいことはわからないが、『珈琲豆本』という豆本を何冊か見たことがある。

私は珈琲を飲まないので、特に欲しいとは思わなかったのだが、もしこれが『紅茶豆本』だったら即購入していたかも知れない。

この珈琲豆本、何冊かシリーズになっていて、コーヒー好きで豆本好きならきっと買うんだろうな、なんて思った。あるいはゆったりと過ごせる喫茶店なんかにおいてあったら良いかも。そういえば1時間、2時間ひとりで過ごせるような喫茶店って、最近入っていないかも。むかし、紅茶専門の喫茶店があって、古書店巡りで良い本を見つけたときなど、そこで1時間ぐらい紅茶を飲みながら本を読んでいた。

「珈琲豆本」ではなく、「香草豆本」というシリーズを考えてみた。

簡単にいえばハーブの本なのだが、豆本なので普通の本のようにたくさんの写真やレシピがあるわけではなく、ちょっとしたエピソードとか名前のあれこれ、フォークロアに関する諺、言い伝え、文学作品にでてくる一コマなどを集めたもの。

手製本を始めるよりも前からハーブには興味があったし、実際に育てたり、そのハーブでクラフト作品を作ったりもした。最近はアロマ関係が人気のようだが、そういったことよりも文化誌的な側面に魅力を感じる。なので、半世紀以上前の書物や100年以上前の植物民俗誌の古書を何冊か買い集めてきた。

どの本に書いてあったか忘れてしまったが、「ハーブが見直される」ことになった背景には、昔は日常的に使われていて、その薬効とか用途を知っている人がいたということ、そしてそれが忘れられてしまったということがある、と。だから新しく発見されたのではなく、むかしの知識、知恵のようなものを見直そうという動きがあったということなのだろう。

ハーブの本、特にフォークロアに関する本にはいろいろと興味深いことが書いてある。名前の由来だとか、占いに使っただの、ちょっとした迷信や俗信、象徴的なこと、等々。

それから文学作品の中に出てくるハーブを抜き出したものもあったらいいし。シェイクスピア作品のハーブなどはすでに何冊かの本で紹介されているが、19世紀のイギリスの田園風景を言葉でスケッチしたジェフリーズのエッセイなどから集めるのもおもしろい。

むかし、こういったものを書き写してちょっとしたスクラップブックのようなものを作ったことがある。これをもとに、「はん・ぶんこ」の小さな本を作ってみようかと思案中。秋の豆本フェスタ3でお披露目できれば良いな、と考えている。

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