「語学系」豆本のこと(3)

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前の記事は、タイトル「語学系豆本」のこととあるのに、その中身についてはあまり書きませんでした。

目下取り組んでいるのは、「フランス語動詞活用便覧」の新しい形です。書店や図書館には何冊もの「動詞活用表」が並んでいるし、わざわざ買わなくても、教科書に収録されていたり、辞書には必ず活用表がついています。

ある本にはこんなことが書いてありました。

フランス語の動詞の活用について、学習者のために、かずかずの著作――いわゆる「活用表」――が出版されています。学問的な精密なもの、活用形をなるべく多く網羅的に掲げたもの、活字をかえて見やすくしたもの、文法綱要をを付けたもの等々、種類も多様で、今また新しいものをつくることがどうしても必要かどうかはわかりません。

そう、何冊か見比べてみると、同じことを説明するのにもいろいろな見せ方があるものだと驚いてしまいました。

実際に活用表なるものを眺めてみると、見ただけでうんざりするようなものもあります。

これを全部覚えなければならないのか・・・と考えたら気が滅入りそうです。辞書や専門的な文法書であれば網羅することも必要でしょうが、学習者の立場、特に実際に覚えることを強いられる初級者の立場からみたら、やる気をそぐことにもなりかねない、と(私は)思ってしまいます。

要は、規則動詞のパターンがどうなっているのか、不規則動詞と呼ばれるものが、規則動詞とどこがどう違うのか、これさえきちんと区別できればいい、そうすれば、もっとすっきりするのではないか、と思うのです。

なので、実際に市販されている活用表を何冊か見比べて、できるだけシンプルなものができないかとちょっと作業をしてみることにしました。

どうしても覚えなければならない形に限定して、共通する部分はなるべくシンプルにする、違う部分を区別しやすくするために、書き込み用の「ノート」(枠組だけ印刷したもの)をつくり、それぞれの本の活用表を手書きで書き込んでみました。

あとは、パターンわけをどのようにするか(市販の活用表の違いはこの部分なので)を検討してみようと考えています。

作業用のノートなので、大きさも製本もいつもの通り、どのページも平らに開くので、書き込み作業がスムーズです。カード式にしてもいいのですが、冊子式になっていた方が散逸することもないのでちょうど良いかなと思います。(分類したり、並べ変えることを考えればカード式のほうがいいのですが、これは入力して印刷するときに片面のみ印刷して、切り分ければそのままカードとして使えます。)

愛用の萬年筆でひたすら書き写す作業(といっても全部ではありません)をして、使えそうであれば、そのままPCで入力します。デジタル化してしまえば、語幹と語尾を色分けするなど単純な作業も効率良く行えます。

このために、最初にスタイルを定義しておきます。そうすると、スタイルと文字列の組み合わせで、あとは正規表現をうまく使えば一気に検索&置換が完了です。

そんなわけで、目下数冊分の活用表を見比べながら、書き込み、入力作業をしています。これらは作業であって、勉強でも仕事でもないのですが、使い勝手の良い本がどんなものかを考える意味ではちょうど良い練習材料になりそうな気がします。

結局は、自分が欲しいと思ったものを、使い勝手が良いように作ってしまおうという発想から生まれたものなので、市販のものを参考にしつつも、自分仕様の本ができるのではないかと思います。

「使い勝手」と「使い心地」をどう追求するか、もう暫くやってみないとわかりません。

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