四つ目綴じ

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お盆前にコピー(印刷)だけしてあったドイツ語の教材を「四つ目綴じ」という方法で綴じました。

これまで一枚一枚がバラバラになっていて使い勝手が悪く、そのせいで読む気にもならず、袋に入れたままになっていました。

30枚から50枚程度なので、中型のステープラーで綴じるとか、穴を開けてファイルに綴じるという方法も考えられますが、製本工房としては、本らしく綴じたいという思いがあります。

片面のみの印刷なので、印刷面を外側に折って綴じるという方法もありますが、左右見開きの状態でないと読みにくいので(ドイツ語と日本語の対訳形式になっている)、折らずに左側を和本のように綴じました。

考えてみたら、四つ目綴じは大学1年の時に教授から習って、その後しばらく研究室で専属の製本作業員としてコピー資料をひたすら綴じていたことを思い出しました。

というわけで、製本家としての原点は大学のコピー資料の整理にあったわけです。

中身が横書きのテキストなので、左側に4つの穴を開けて、順に糸でかがっていくだけのシンプルなとじ方です。

これによって、これまではただの「印刷された紙」だったものが「書物」として活用できるようになりました。ファイルに綴じたときのようにかさばったりもせず、糸で綴じてあるのでステープラーでとじたときよりもばらけにくいようです。

ちょっとしたことですが、使い勝手が何倍もようなったのであれば、その手間も無駄ではなかったと言えます。これまで洋装本がメインでしたが、和装本もおもしろいかもしれません。

それぞれの用途にあったとじ方ができれば、製本の幅ももっともっと広がっていくでしょう。

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