本作りのお手伝い

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ひと月前にも書きましたが、その後も絵本の製本をしていました。

これまでは自分が欲しいと思った本を自分仕様で作ったものがほとんどでした。

今回はご依頼を頂き、本作りのお手伝いをすることができました。同じ仕様の本を大量に作る仕事を通して、効率よく正確に、そして美しく仕上げるためのコツのようなもの会得することができました。

一冊一冊が手作りですから、機械で作られたもののような精密さは期待できませんが、ひとつひとつの工程を丁寧にこなし、おなじクオリティを維持できたと思います。

この絵本は本文が60頁ですが、一本の糸でかがってあります。

背の部分がむき出しになっているので、どの頁も平らに開くことができます。一般的な上製本のように背表紙をつけてもいいのですが、手製本らしさを出したかったので、あえてこの形にしました。糸でかがった部分が顕わになるわけで、丁寧に作業しなければならないという緊張感も伴います。

これまで作った洋古書豆本を、A5判基準、同じ製本様式で作って見ました。

豆本ではないので本文紙も若干厚めのものにしてみたところ、予想以上の仕上がりになりました。

インターネット上に古い書籍のアーカイブのサイトがあります。

ここにある画像データ(PDFファイル)をもとに本を作っているので、実物と比べることはできないのですが、それでも100年以上も前の外国の本を自分の手で製本して眺めることができるのは本作りの醍醐味と言えるかもしれません。

あるいは、今回のように作家さんのイラストや文章をお預かりして、小さな本工房がそれを本の形に仕立てる、そういったお手伝いができれば嬉しいなと思います。

印刷・製本のサービスを専門に行うところは他にもありますが、小さな本工房は手作りの暖かみのある本をお届けしたい、そんな気持ちでいます。

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