2010年2月アーカイブ

奇跡的偶然

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土曜日恒例(?)の神保町古書店巡り。

店の入り口に100円均一本が無造作においてある。ときどき掘り出し物に出会うことがあるので、チェックは怠らない。

そんな100円均一本の段ボール箱のなかに、気になる一冊を発見。緑色の箱に薄い青の帯、この組み合わせは......

緑色の箱は「集英社版世界文学全集」。帯には作家の名前が書いてあるのだが、この色はもしやシュティフターでは?

ちょうど書店の店員がごそごそ本を動かしていたところ、この本を見たのはほんの1、2秒。

そのあと、別の本をごっそり上にのせてしまったので、この瞬間にこの場所にいなかったら絶対に見逃していた。

そんな意味で、大げさな言い方をすれば、奇跡的な偶然だと思う。あるいは、超人的眼力?

これは本の神さまの導きに違いない。

というわけで、シュティフターの『晩夏』1冊、お買い上げ。

この本は既に手元にある(しかも予備も)。でも、100円なら逃がす理由はない。

なぜこれほどまでにこだわるのか、『晩夏』は「無人島に一冊だけ持って行くとしたら」に選んだ本でもあるし(これは高尚な理由)、最初に数ヶ月間探し求めて、初めて見つけた時の1冊が1万円だった(それがちょっと悔しい)というちょっと俗っぽい理由もある。

新作豆本

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先日ネットで古書の検索をしていたら、偶然デジタル古書(?)を見つけてしまった。

ジェフリーズというイギリスの文筆家のテキストを探していたのだが、スキャンされた古書を閲覧できるサイトを発見。
面白そうだったので挿絵のありそうな本を検索してみた。19世紀の植物図鑑や花言葉の本に興味があるので、この分野を中心にあれこれキーワードをいれてみたら、手頃な花言葉の本を見つけた。
オリジナルの書籍がちょうど32ページだったので、この画像を使っていつもの豆本の製作に取りかかった。
日曜日のうちにPCでの作業を終え、印刷、裁断、かがり作業を行い、今朝表紙を作った。そして今日仕事から帰り、最終工程を終えてようやく完成。
前に使った革調の用紙と和紙との組み合わせ。和紙といってもデザインは洋風な感じがするし、模様の輪郭が金色で縁取りされているのがちょっと豪華な感じ。
縦98ミリ、横74ミリ、A7判とほぼ同じ幅で、高さが若干短いくらい。もともとの本の比率をそのまま縮小したので、高さがちょっと短い(通常の用紙サイズは1:√2(1.414)になっている)。
オリジナルの画像はウェブのページを見ての通り。そのままのサイズで印刷すれば十分に文字も読むことができる。
ただし豆本に仕立てた方は、「読むための本」と言うよりも、「本の形をした雑貨」的な意味合いが強いので文字は読めない。
本当は、きちんと読めないものは「本」ではないと思っているのだが、イラストを眺める、古い本の雰囲気を愉しむ、そういう意味合いで考えている。

ついでに同じサイトで植物民俗誌に関する書籍を検索してみたら、手元にある本も何点か見つかった。どれも10年近く前に買い集めた5桁の高価本。それがネットでただで見ることができるなんて......
嬉しいのか悲しいのか、ちょっと複雑な心境。

工房通信

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和菓子のような、やわらかく優しい小さな本と封筒ができあがった。

ふわりふわりとあちこちに飛んでいって、芽を出し花が咲いたら素敵だろうなと思う。
既に納品してあるのだが、より多くの人に見て頂くために増刷した。昨晩と今日の午前中に豆本と封筒60セット完成。

せっかくなので作業工程を写真に撮ってみた。製作過程をみてもらうのは恥ずかしいのだが自分でも記録として残しておきたかったので。
本当は両手で作業するので、写真といっても作業中というよりは作業工程を記録しただけになってしまったが、興味があればご覧頂けたらと思う。

単純な作業の繰り返しだが、手際よく正確に作るための工夫もいくつか紹介したつもり。
音楽を聴きながら、ゆったりした気分で作業できたので仕上がりも上々。単純作業の時はパッヘルベルのカノンが似合う。同じ旋律が重なるように繰り返されるからかも知れない。

一仕事終えた後の充実感に浸りながら、紅茶を一杯。
至福の時......

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