セピア色の

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相変わらず調子は良くないが、どうせ工房作業をするだけの気力もないので、ちょっと外出。

丸善日本橋店&丸の内本店をはしごする。どちらも書籍と文房具を扱っているので、時間があるときはのんびり過ごす。

日本橋店の入り口横のポスターが12月バージョンに。いせひでこさんの「ルリユールおじさん」にある挿絵、女の子が本を大事そうに抱きかかえる絵。

クリスマスのプレゼントにとっておきの本を、といったメッセージ。店内の一角で、おすすめ本がいせさんのイラスト入りカードで紹介。つい見入ってしまった。

そのあと、萬年筆売り場でセピア色のインクを発見。「萬年筆用丸善アテナインキ」箱の色は明るい緑色だが、中のボトルはなんとも渋い。

先週届いた萬年筆友の会の案内によると、大正初期のアテナインキの復刻版、ただしセピア色は新規に調合したとのこと。

木軸万年筆にいれている色彩雫の「山栗」や「土筆」とは微妙に違った落ち着いた色。

古い洋書にペンで書き込まれたインクの跡で、こんな色をみたような気がする。さて、どの本だったか......

このセピア色が気に入ったので、今日持っていた丸善オリジナル"Athena the Pen"を売り場で洗浄し、その場で入れてもらった。

万年筆もAthena、そしてインクもAthena。

クリーム色系の便箋にセピア色のインクがしっくりくる。なんだか、何年も前の手紙を見つけた時のような感じか。

むかし、ある人からコピーを頂いたジャック・フィニィの「愛の手紙」。引き出しの中にしまってあった、「愛の手紙」のコピーを取り出してみた。

セピア色というのはこんな色なのかも。

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