デジタルかアナログか

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どうでも良いことだが、テレビの右上に表示されている「アナログ」というのが目障りだ。
世の中がどんどん「デジタル化」している。もちろんその恩恵も計り知れないわけだし、PCやグラフィック、レイアウト関係のソフトがなかったら豆本をつくったりはしていなかったかもしれない。

この週末、2冊の豆本をつくった。
一つ目は今年の春に作業をしていてそのまま中断してしまっていた『フランス語動詞活用便覧』、カラー印刷で案外良い感じに仕上がった。
そしてもう1冊はヘッセの『Wanderung(放浪)』という詩文集のミニチュア版。ドイツ語の本を丸ごとスキャンしてA7判の本に仕立ててみた。

昔作った『小さい魔女』も全ページをスキャンし、ページを豆本用にレイアウトして作ったが、それと同じ。水彩の挿絵もあるのでミニチュア版とはいえカラーでちょっと贅沢。
せっかくの洋書ミニチュア版なので、洋風の装幀を考えてみよう。

豆本を作っていて思うのは、テキストを入力したり、写真や挿絵を加工したり、配置したりという作業はデジタルなのだが、印刷してからの作業はほとんどがアナログだということ。
印刷し終えた紙を裁断し、折って、穴を開けて、糸でかがっていく。表紙にしても布の裏打ちをしたり、ボール紙を切ったり、最終的に本の形になるまではどの工程も「手作業」なのだ。

そう考えてみると、どんな本を作るかを考える段階は頭で、入力にはいるとPCで、印刷された後は手を使っての作業となるわけで、「頭」と「機械」と「手」を総動員して行っていると言える。

このあたりのバランスが絶妙な気がしないでもない。

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