2007年12月アーカイブ

豆本『拾艸集』

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今年の秋に見つけた豆本

タイトルは『拾艸集』と書いて「しゅうそうしゅう」と読む。昭和51年10月発行、発行元は「みちのく豆本の会」とのこと。

裏表紙には「みちのく豆本第70冊記念号」と印刷されている。

奥付を見て驚いたのが、この本、限定680部らしいのだが、「第1冊本」となっていること。その下に「著者本(100部)」と印刷されているので、百部のなかの1冊ということなのかもしれない。

大きさは自分で作る豆本よりは若干大きくて、85×115ぐらい。100ページほどの小さな本だが、中身はすごい。

武井武雄:本を作る

坂本一敏:本は流れる

田口實:完蔵

今村秀太郎:みちのく豆本頌

金子弘:海を渡った青面金剛

蘭繁之:三号雑誌を作り続けて

植木須美子:丞っぺさ

亀山巌:機縁の豆本

さとう実:五銭の雑誌

今井田勲:わたしの書斎

といった内容。

ポケットにも入るし、込んだ電車の中でもじゃまにならず、しかも小さすぎないので、読みにくくもない。このサイズになれてしまうと、普通の文庫本でも大きく感じてしまうほど。印刷も製本もすばらしく、自分で作ろうと考えているものに一番近いかもしれない。

鉛筆削り

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以前も書いたことがあるが、鉛筆と万年筆が好きだ。

071223b.jpg筆は削らないと書けないし、万年筆はインクを補充しないと使えない。削ったり、インクを入れたりする作業が、ちょっとした儀式のようで気持ちが落ち着くような気がする。

鉛筆を削るとき、「特別なとき」は肥後守を使って、じっくり時間をかける。24本の違った木軸でできた「樹木鉛筆」を使うときなどは、もったいなくて機械で削ることはできない。木によって堅さが違うので、カッターナイフの薄い刃では削りにくいこともある。

仕事中はナイフで削るわけにもいかないので、機械で削るが、なんだか素っ気ない。

最近、ドイツ製のちいさな鉛筆削りを買った。小さいのに、ずっしりとした重さがあって、手にしたときの感触が心地よい。


試しに何本か削ってみたら、なかなかいい感じ。

ヒノキの鉛筆を削ったところ、カンナをかけたように削りくずがでてくる。

071223a.jpgぎれずにつながって出てくるのがおもしろい。リンゴの皮を最初から最後まで切れないようにむいたときのような気分。何となく「アート」っぽい。

そして、ヒノキの香りが漂う。

削りくずも捨てるのが惜しいくらい。細かくして、薄紙に包んで、古書に挟んでおこうかと思う。

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