ある種の言語感覚(センス)

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外国語を学ぶ時に苦労するのが発音と語彙と文法。発音(と文字)は最初に乗り越えなければならない大きな山。次が語彙、つまり単語や熟語を覚えること。これがまた終わりがないくらい延々と続く。ある意味、関わっている限り終わりがないと言えよう。

そして文法。多くの人にとって文法というと受験時代を思い出させる嫌われ者ではないかと思う。事実中学と高校で学んだにもかかわらず英文法というのがよく分からない。なので一度学び直したいと思っているのだが。

受験英語というのはすごいらしい。受験参考書を見ると、詳細に、体系的に記述してある。これだけの知識があれば、大抵のことはできそうな気がする。総合的な文法書だけでなく、英文解釈、英作文など個別のものもあるわけだから、やっぱり英語は教材が充実している。

ところが英語以外の外国語でこれほど詳細な学習文法書があるだろうか。韓国語に関しては、まだないと思う。

ところで話は変わるが、言語そのものを研究する専門家は別として、一般の人が学習する文法はいろいろな側面があると思う。外国語を学ぶとき、ちょっと頭に入れておいた方が良いのは、「理解するための文法」と、「表現するための文法」というアプローチがあるということ。

大体の場合、学ぶ外国語の仕組みを重要なものから順に、なるべく易から難へ配列し学ぶように記述してある。これは外国語そのものが中心にあるという考え方。

これとは別に、ある場面、状況を示し、それをどう表現するのかを解説するやり方。この場合は日本語が出発点となるので、自ずと日本語と外国語の発想の違いを知ることになる。特に作文や会話というのは、自分の考えを伝える手段なのだからこうした発想というのは早い時期に取り入れたら良いと思う。

たまたま書店で見つけたのが『フランス語のしくみ』、『フランス語がわかる』の2冊。
まだ途中までしか読んでないし、そもそもフランス語の力もないので評価するのはおかしいのだが、

本の帯に書いてあることを紹介しよう。
実際にフランス語が使えるようになるために必要なのは、ある種の言語感覚(センス)です。この本は、「伝えたい」という気持から出発してフランス語のしくみを整理することにより、その「ある種の言語感覚」をシステマティックに育てます。
そう、こういう本なのだ。

フランス語というと動詞の活用が次から次に出てきて、それを暗記するのに追われてしまいそうだが、ちょっと離れて、どうしてこういった体系があるのかを考えながら眺めてみると、意外と面白いのではないかと思う。

韓国語でもこんな教材があったらいいのに。いっそのこと作ってしまおうか。

それだけの力があれば......の話だが。

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