英語学習と漢字学習

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最近読んでいるのが次の2冊。

『英語学習7つの誤解』大津由紀雄著、NHK出版。
この本で著者は英語学習に関して世の中にはびこっている7つの誤解について述べている。

その7つの誤解のというのは、
◇ 英語学習に英文法は不要である
◇ 英語学習は早く始めるほどよい
◇ 留学すれば英語は確実に身につく
◇ 英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効果的である
◇ 英語はネイティブから習うのが効果的である
◇ 英語は外国語の中でもとくに習得しやすい言語である
◇ 英語学習には理想的な、万人に通用する科学的な方法がある
というもの

英語を韓国語に置き換えて、自分の経験と照らし合わせてみてもまったく同じだと思う。
幸い大学の専攻科目として学んだので、このような誤解とは無縁であったが、世の中にはまだまだ誤解が溢れているらしい。

文法不要論、早期学習、留学信仰、ネイティブ神話......どこかの英会話スクールの謳い文句みたいなのが思い浮かぶ。

文法を無視した外国語学習などあり得ない。問題にされるのはその扱い方であって、文法そのものではないはず。英語が話せないのを受験英語や学校英語のせいにしても仕方がない。

小学校から、あるいはそれ以前から英語を勉強するなんて、自分では絶対させたくない。そんな時間があったら漢字の書き取りでもさせた方がずっと良い。

留学については、自分も経験がないので何とも言えない。私は在学中も卒業してからも韓国で生活し学んだことはない。

ネイティブ神話、これは根強いらしい。なぜ教師がネイティブでなければならないのか疑問だ。勿論ネイティブでなければ分からないこともあるし、発音や表現に関してはネイティブにはかなわない。しかしネイティブから習わないとできるようにならないと本気で考えているとしたら、ちょっと考え直した方が良いと思う。

この本にある7つの誤解は世間一般ではよくあることだと思う。ただこのような誤解を解かないと外国語との付き合い方が良くなるとは思えないのだ。

もう一冊は『旧字力、旧仮名力』青木逸平著、NHK出版

これは書名の通り、旧字旧仮名遣いのガイドブックのようなもの。なぜ旧字なのかというと、新字体ではなくなってしまった本来の形や意味が旧字体によって見えてくるという利点があるから。

もうひとつ、韓国語の語彙のなかでも漢字起源の語彙はとても多い。ありがたいことに字音仮名遣いを知っていると、韓国語の漢字音と日本語の漢字音との対応関係が鮮明になる。これは韓国語を学ぶ上で知っていて損はないことだ。

ちょっと長くなってしまったので、このあたりでやめておく。

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