小さな本

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自分で小さな本を作るようになってから、普通の本が「大きい」と感じるようになった。

最近は文庫本ですらちょっと大きく感じてしまう。自分で作る本は文庫本の半分の大きさなのだが、手のひらにスッポリと収まって、手に持ったときの感覚が丁度良いように思える。

ついでながら、本と手の相性というのもあるらしい。大学時代に使っていた辞書(韓日辞典)が割と分厚い物だったのだが、この厚さに手が慣れてしまって、それよりも薄い辞書を使おうとするとどうしてもなじまないのだ。左手は辞書の厚さを覚えているし、右手はページをめくる感覚を忘れない。

さて、話を元に戻すと、文庫本よりもちょっと小さめの本が何冊かある。豆本というほど小さいわけではないのだが、なかなか良い感じの大きさなのだ。

左の写真は、その一部。

左の二冊は普通の文庫本。

その隣の二冊は文庫本よりも一回りくらい小さい。幅88ミリ、高さ135ミリ。

真ん中にあるのはケース。

右の本はちょっと細長い。

幅75ミリ、高さ142ミリ。実はこの75ミリという幅が(自分にとって)ちょうどいい幅なのだ。

なので、自分で作る本はいつもこの大きさ。A4用紙を8等分した大きさなので、割と容易に作ることができる。

真ん中の本は100年以上前の本なのだが、印刷もとてもきれい。タイトルにあるイニシャルの装飾文字も発色が鮮明だ。しかも、ケースに入っていた方は、購入当時アンカット状態だった。なので自分にとっては、本の作り方を学ぶことができる資料でもある。

ケースの装飾も非常に細密なイラストで、これだけでもお宝。

小さな本を作ろうと思ったきっかけは、この本にあった。あれから5年ぐらい......自分でも満足できるものができるようになった(ような気がする)。

ちなみに今日の写真は全部イギリスの作家、ナチュラリストRichard Jefferiesの本。

文庫は"The Story of My Heart"「わが心の記」と"The Open Air"「野外にて」。共に岩波文庫。どちらも絶版らしい。

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