小さな本工房

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最近は忙しくて豆本作りの時間がない。

いま取り組んでいるのは、ドイツ語の例文集。以前作ったのは、『関口・初等ドイツ語講座』の例文を集めたもの、今のは『関口・新ドイツ語の基礎』という教材の例文を集めたもの。

もともと本が手元にあるのに、わざわざ豆本を作る必要があるのか?と自分でも思うことがあるのだが、電車の中でA4の、しかも300ページもある本を開くのは難しいのが現状なのだ。

だったら思いっきり小さくして、手のひらにのるくらいの本を作ってしまおう、という気持ちではじめた豆本作り。

4月にあった手作り豆本の展示即売会では、確かに「小さな」豆本がたくさんあった。

でも、自分が必要なのは、小さいことを追求するのではなく、「使える本」なのだ。手の大きさになじんで、なおかつきちんと読むことができるもの、これが絶対の条件で、この方針は変えるつもりはない。

たどり着いたのが今の大きさのA7サイズ。A4用紙を8等分した大きさで、ページのレイアウト作業や製本作業も手間がかからない。

写真にあるファイルは、製本前のチェック作業のために専用ファイル(システム手帳金具で作った自作品)に仮にとじたもの。製本作業の前に中身の校正が必要なので......製本完了後にミスタイプに気づくことほど悔しいことはない。なので糸でかがって表紙をつける前のチェックは大事な作業なのだ。

次の写真は、製本前の印刷が完了した状態。片面に8ページ分、両面で16ページ分印刷してある。両面がきちんと揃うように調整してある。本文はInDesignというレイアウトソフトを使用しているので、一度テンプレートを作ってしまえば、テキストを流し込むだけの作業。

つまり、製本作業とはいえ、中身の入力から印刷、製本まで一通りの作業をこなさなければならないのである。

浮世絵は絵師、彫り師、刷り師によって作られるそうだが、製本工房も似たようなものか。

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