趣味の外国語めぐり

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タイトルが意味不明かも知れないが、これは実際にあった本のタイトル。

高校の図書館に『趣味の外国語めぐり』という古い本があった。奥付を見ると昭和34年に発行された本であることが分かる。在学中に何度かこの本を読んでいた。もともと語学系に進みたいと思っていたので、こうした本を眺めては、何語を選ぼうかと考えていた。

その後、大学の外国語学部に進学したのだが、なぜか最初から英語を専攻しようという気持ちはなかった。結果としては韓国語を専攻し、そこそこ真面目に取り組んでそれなりの結果を残せたので、間違った選択ではなかったと思っている。

専攻語学以外にもあれこれやらなければならないことになって、結構大変ではあったが、このおかげで、勉強の仕方ぐらいは身についたような気がする(肝心の中身が残っていないのでこういったいい方しかできないのが悔しい)。

同じく高校の時、岩波新書で『外国語上達法』というなんとも魅力的なタイトルの本が出た。しかも読んでみると岩波新書らしくなく(?)すんなり読めるのである。この本の帯にある「このコツさえつかんでしまえば......」の通り、外国語の学習にはちょっとしたコツがあること、必要なもの、何をどれだけ覚えるか、教科書や辞書について、等々たしかに有益な内容の本だ。

これを実践すればできるようになれそうな、そんな希望が見えてくる。実際に自分が上達したかと問われると???だが、たしかに書いてあることは正しいと思う。

大学を出てからドイツ語の勉強をはじめたときに、関口存男の教材、著作に出会った。読むことが目的なので、とにかく文法をという気持ちがあったのだが、『関口・初等ドイツ語講座』の序文で気持ちがすっきりするくらい、こちらの希望と一致したのだ。

世に外国語の教材は溢れるほど出ているが、学習者の要望に添ったものがどれだけあるかというと疑問に思うことがある。

さて、『関口存男の生涯と業績』という立派な本があるが、その中にいろいろと面白い文章が載っている。「私はどういう風にして独逸語をやってきたか?」、「くそ勉強に就いて」、「語学の勉強法をあらゆる角度から」、「語学をやる覚悟」などなど。Philologie(文化語学)とLinguistik(実用語学)についての文章などは、本文中にもあるように「如何なる外国語をやる人にも切実な関係のある重大問題」だと思う。

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